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チャーガの研究は1859年にロシア人医師の論文の発表されたのをきっかけにスタートし、そして1951年、旧ソ連の研究所によって本格的なチャーガの研究がスタートしました。
この研究でチャーガの抽出物を用いて臨床試験が行われ、特に胃や腸など消化器系のがんに顕著な効果が認められ、それから1972年にこれらの臨床データを基に喉頭がんの臨床試験を行いました。
いずれも症状の重い喉頭がん患者に対し、これまでの治療と水200gに対し40gのチャーガの噴霧剤を併用して10日間おこない、結果としては5回目の吸入でほとんどの患者の症状が改善されたそうです。
チャーガを飲用する村人たちにがん患者が極めて少ないという事実に関心を持っていた教授を中心とした研究チームが1973年から10年間にわたって、重度の胃潰瘍の患者150人にチャーガを処方する実験がおこなわれました。
胃潰瘍は20~25%の確率で癌になるといわれており、これは、胃潰瘍を患った約1/4が癌になる可能性があるということになるのです。
つまりこの実験は、潰瘍の段階でがん化の抑制力をあるか試す実験なのです。
その結果は、チャーガを処方した重症胃潰瘍患者150人の中で、癌が認められた患者は10年間で1人もいませんでした。
この結果について教授は、「がん化の原因となる胃潰瘍そのものを抑制できた」「チャーガが本来持つがんの抑制作用により相乗効果がもたらされた」と報告があります。
さらに、1996年パシンスキーは、人工的にがんになったマウスに、チャーガ製剤と乾燥チャーガ抽出物の反応の違いを実験おこないました。
その結果、どちらのマウスも死亡が報告されず、両方ともがんの形成を抑制する効果があることがわかりました。
しかし、著しい効果が得られたのは、乾燥チャーガ抽出物のほうで、チャーガ製剤の3倍の有効率があったそうです。
日本国内においても、1996年、静岡大学の研究グループにより本格的に研究がスタートし、チャーガに関する学術論文を発表しています。
その論文の中でβ‐グルカン、ヘテログリカン、及びそれらのタンパク複合体だと科学的に証明されました。